今月の特集

7月(文月)

7月のイラスト

  • 1日(火)半夏生
  • 7日(月)七夕
  • 21日(月)海の日
  • 22日(火)大暑

今月の歌<312>《月のバルカローラ》

作詞:服部竜太郎 作曲:古関裕而 歌:三浦環
レコード発売:1939年(昭和14年)

古関の最初のヒット曲となった昭和10年発売の「船頭可愛や」を聴いた世界的プリマドンナ三浦環は、この曲を大いに気に入り自身で歌い、コロンビアからクラッシック専門の青盤レーベルとして発売されました。それに感激した古関は三浦に、この独唱曲を贈りました。喜んだ三浦は昭和14年にそれをレコーディング、同年12月に新譜で発売されました。けれども、戦時下での戦時色のないこの曲はほとんどPRされずプレス枚数も僅少でした。後に、齋藤昌子によって新吹込みされ、彼女の歌唱の素晴らしさも手伝って古関の大傑作が甦りました。バルカローラはイタリア語で船歌の意味です。もとはヴェネチアのゴンドラを船頭が漕ぎながら唄う舟唄から出た言葉です。曲はゆっくりしたテンポの六拍子や十二拍子が使われ、舟が波に揺れる感じを表しています。
(引用・参考:古関裕而全集-別冊解説書)

古関裕而メモ<302>

〈山形県〉大石田町町民歌
所在地 山形県大石田町
校歌 歌詞(短歌)斎藤茂吉 作曲 古関裕而
昭和55年7月1日制定。歌人である斉藤茂吉の歌集「白き山」虹の一首「最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片」に古関が曲をつけました。山形県金瓶村(現:上山市)出身の茂吉。戦後2年ほど大石田町でも暮らしました。因みに同じ手法の山形県民の歌「最上川」は昭和天皇が東宮時代に山形県を行啓された際の最上川の様子を歌会始に詠まれ、それに東京音楽学校(現:東京芸術大学)島崎赤太郎教授が昭和5年に曲を付けたもので、長い間県民に親しまれ、昭和57年3月31日に「山形県民の歌」として制定されたものです。

7月のコンサート

みんなのコンサート
~こどももおとなも元気に歌おう~

日時 7月26日(土)
開演14:00
コンサートのチラシはこちら(PDFファイル:362KB)
会場 古関裕而記念館1階サロン
出演 女声合唱団 CoroF(コーロ・エフ)
料金 入館料(一般:300円・小中学生:100円)※未就学児受付いたします
定員 80名
申込 7月12日(土)午前9時より電話にて受付

※サロンコンサートの受付はメールやFAXでは行っておりません。ご了承ください。

8月のコンサート

古楽器による雅な世界
~バロック音楽と古関裕而~

日時 8月17日(日)
開演14:00
会場 古関裕而記念館1階サロン
出演 佐藤崇志(リコーダー、フルート・トラヴェルソ)
岩成玲子(チェンバロ、ハープ)
料金 入館料(一般:300円・小中学生:100円)
定員 80名
申込 8月3日(日)午前9時より電話にて受付

※サロンコンサートの受付はメールやFAXでは行っておりません。ご了承ください。

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