作詞：加賀大介　作曲：古関裕而　歌：伊藤久男　レコード発売日：昭和24年7月1日 

　昭和23年の学制改革により新制高校が発足、それに伴い、大会名が「全国中等学校野球大会」から「全国高等学校野球選手権大会」と変更されました。大会歌も新しく作ることになり、朝日新聞が歌詞を公募し、およそ5000編の中から加賀大介の詩が入選しました。

　作曲を依頼された古関は、朝日新聞社との打ち合わせで大阪へ行き、甲子園球場を訪れました。古関は自伝に「ここにくり広げられる熱戦を想像しているうちに、私の脳裏に大会の歌のメロディーが湧き、自然に形付けられてきた。やはり球場に立ってよかった。」と記しています。
昭和23年の第30回大会から現在まで、古関が作曲した《栄冠は君に輝く》は大会歌として歌い継がれており、高校球児だけでなく多くの人々の心をときめかせています。また、福島駅の新幹線発着メロディーとして使用されており、その明るいメロディーで福島を訪れる人を出迎え、旅立つ人を励ましています。  

メゾソプラノの調べ

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