作詞：菊田一夫、作曲・編曲：古関裕而、歌：川田孝子で、1951年（昭和26）7月にレコードが発売されました。NHK 連続放送劇「さくらんぼ大将」の主題歌です。ラジオドラマとして1951年（昭和26）1月から1952年（昭和27）3月まで放送されました。
　脚本家の菊田一夫から「福島の山村を舞台にした少年の話を作りたい、どこか良い場所を知らないか？」と聞かれた古関が思い浮かべたのが、戦時中に疎開していた飯坂や茂庭の長閑な風景でした。飯坂や茂庭は当時さくらんぼの生産が盛んでした。
　1950年（昭和25）12月に番組プロデューサーや菊田、古関が現地取材の為、茂庭を訪れています。
　物語のあらすじは、福島の山村に住む大野木医師と、父母を亡くした六郎太少年を中心とした、笑いあり涙ありの旅物語でした。
　2005年（平成17年）9月に茂庭地内には摺上川ダムが竣工され、敷地内には六郎太少年像が設置されています。
（参考：鐘よ鳴り響け‐古関裕而自伝‐）

〈福島県〉福島県立平工業高等学校 校歌

所在地	福島県いわき市平下荒川
沿革	1940年（昭和15）に福島県立平工業学校として開校しました。 その後、学制改革により1948年（昭和23）に福島県立平高等学校となりました。
校歌	作詞 土井 晩翠　作曲 古関 裕而 作詞の土井晩翠は仙台市出身の詩人・英文学者です。 「荒城の月（作曲：滝廉太郎）」の作詞者としても有名です。古関と晩翠は「野口英世」や「戊辰役七十年祭記念歌」などを共に手掛けています。 平工業高校校歌は昭和23年8月に制定されました。晩翠の格調高い詞に、古関がゆったりとしたメロディーをつけおり、風格が感じられる校歌となっています。

歌と朗読で織りなす古関裕而の世界 （構成：石川 知子）

日時	5月21日（土） 開場　13：30　開演　14：00 コンサートのチラシはこちら（PDFファイル：303KB）
会場	ふくしん夢の音楽堂小ホール
出演	阿部　絵美子（ソプラノ） 河野　加代子（朗読） 石川　知子（ピアノ）
料金	無料
定員	100名
申込日	5月7日(土)午前9時より電話受付開始

※受付はFAX、メールでは行っておりません。ご了承ください。