福島市には昭和32年(1957年)に制定された名誉市民条例があります。この条例は、市民が郷土の誇りとして深く尊敬に値する人物を表彰する制度ですが、これまでの適用は見送られてきました。昭和54年(1979年)になって福島市は、古関裕而が作曲生活50年を迎えるとともに、数々の名曲を世に送り、郷土福島を広く紹介している功績を認め、古関を名誉市民第1号に推戴することを内定。同年3月の議会に提案、推戴を決定しました。 
 推戴式は4月5日、福島市市民会館において挙行されている。当日の福島民友新聞には、
「式には、モーニング姿の古関氏と金子(きんこ)夫人の姿があり、さらに福島市の幹部や福商関係者、音楽団体の代表者約100名が出席した。佐藤達也市長が推戴状と名誉市民章を贈り、『古関氏の作品は歌謡曲を始め、校歌・応援歌など、人生の哀歓を歌い、青春の血を沸かせ、常に国民に愛唱され親しまれてきた。輝かしい業績を持つ古関氏を名誉市民に推戴できるのは大きな誇りです』と式辞を述べた。古関氏は『いつもふる里の吾妻山や信夫山、阿武隈川を思い出して作曲してきました。福島市に生まれ育って本当に良かった。これからも作曲活動を通して、市のため仕事を続けていきます』と元気に応えた。」
と記されています。

名誉市民のメダル
名誉市民の推戴状